数年前から念願だった、諏訪湖の花火大会に行きました。
川越から出るバスツアーで、バス内泊で翌日早朝に帰ってくるプランです。
諏訪湖に着く頃には、なんだかあやしい空模様になっていて、指定の場所に座ってそれほど経たない内にパラパラ降り始めました。
ただ、諏訪湖の花火大会はだいたい毎年雨が降るもので、降っても雨天開催と言われていたので心配はしていませんでした。
このプランはすぐ横にある美術館の入館料も含まれていたので、雨を避けて時間潰しも兼ねてその美術館に入りました。
30分ほど見て回った後に外を見たらまるで台風のよう…。
それでも花火が始まるまでにはまだ2時間以上あったので、雨が止むまでの1時間余りを美術館で待機していました。
6時過ぎに夕食のお弁当が配布される予定になっていたのですが、ちょうど雨も上がり、参加していた皆で敷いてあったブルーシートから水を追い出し、必死に残った水分を拭き取り、なんとか座れる状態に。
お弁当を貰って食べ始めたら、なんと第2弾の雨!
ただこの時は、ちょっと強い雨程度でカッパと傘でガード出来て、「せっかく皆で拭いたのにね〜」なんて笑いながら食事をする余裕がありました。
なんとか開始時間には二度目の雨も上がり、花火大会は始まったのですが…。
信じられない事に、始まって5分もしない内に第3弾が…。
花火よりもはるかに多い稲光!
雨はどんどん強くなってましたが、花火は一応15分くらいまでは、見ていられました。
が、その後は顔も上げていられないほどの大嵐。
避難しようにも美術館はすでに閉館しているし、他に入れる建物もなし。
もう何も出来ないままただ嵐の中にうずくまっているしか出来ませんでした。
30分も過ぎた頃に、バスツアーの添乗員さんが、バスが戻って来てるので、と呼びに来てくれました。
実はバスは駐車場がいっぱいになってしまうという理由で、夕方私たちを降ろした後に別の場所に移動してしまっていました。
慌てて荷物を纏めて移動したのですが、私はすっかり忘れていたんです。
雨がひどくなった頃に、水から守るためにカメラを膝の上にのせ、カッパでガードしていた事を。
それに気付いたのはバスに到着してから…。
MFQの来日に合わせて買った、ちょっとお高いお利口なカメラ…。
雨はとんでもないことになっていましたが、とにかく懐中電灯を握りしめ探しに戻りました。
現場は真っ暗闇で、雷はバリバリ鳴っていて生きた心地がしません。
挙句、座っていた近くにも落ちていない。
立ち上がった時に落としたなら絶対この辺なのに、と周囲を探すも見つからず、このままでは落雷で死ぬ恐れもあったので、諦めてバスに戻りました。
バスの中は全身びしょ濡れの人で溢れていて、真夏だというのに寒くてガタガタ震えるくらい。
暖房を入れてもらっても、さすがに日帰り予定でみんな着替えなんて持っていないから大変な状態。
結局、花火大会も中止になったらしい。
地元の方もこんなの初めてだというくらいの異常気象でした。
その後も1時間以上暴風雨は続いて、9時過ぎに小雨になりました。
ちょうど簡易トイレのすぐ横にバスが停まっていたので、トイレに行ったついでに駄目元でもう一度カメラを探しに戻ったところ、あった!
座っていたところからかなり離れた場所で、暗闇の中で液晶が四角く光っていて見つけることが出来ました。
どうやら、カッパの下につけていたショルダーバッグに引っかかっていたのが、歩いている内にそこで落ちた?
会話も出来ないほどの雨音だったので、落ちた時にも全然わからなかったんですね。
不思議なのは、花火が見られなくなった時は電源も消えてたし、撮影しなければ数分で自動的に電源が落ちる設定になっているから、2時間近くも経って液晶がついてるわけがないのに。
きっと落としたショックか水没による何らかのエラーでついてたんでしょうね。
それがなかったら見つからなかったかも知れない。
バスに戻っていじってみたら、液晶がつきっぱなしだったせいか、電池もすぐに切れてしまって、状態の確認も出来ないまま…。
見つかって良かったけど、助けられるかどうかはわからない。
バスに戻るとまたすぐに第4弾の雨。
一体なんなの?
もう笑いしか出ない(笑)
9時半頃には出発したものの、2時間経ってもまだ諏訪市内にいました。
電車が止まったり、道路水没で通行止めがあったりで、普通以上に大渋滞だったらしい。
母と二人で約3万の旅費をかけて、一体何をしに行ったんだろう(笑)
去年の長岡ではバスのエアコン故障で危うく集団熱中症になりかけるし、今回は集団低体温症になりかけるし、呪われているのか?
それでも去年の長岡の花火は素晴らしかったからいいけど、今年は花火もろくに見ていない。
20発くらいかな(笑)
本当に笑うしかないわ〜。
でも絶対再挑戦する!
上2枚は普通に花火。
下は雷で明るい。