「さまよう刃」を読みました。
結構面白くて、一気にいきました。
まあ、なんでいきなりこの本を選んだのかと言いますと、映画化されてまして、今月公開になったのですね。
んで、四朗さんが出ているワケですよ。
本音を言うと、真面目な役者の四朗さんはあまり見ない方なのですが、母が乗り気だったので、一緒に行こうとまずは原作を読みました。
そして、映画も行って来ました。
あー・・・映画はねぇ、観なくてもいいです。
この小説は「映画化は不可能」とか言われてたらしいですが、本当に不可能だったみたいです。
っつーか、設定変えすぎだろ?!
変える必要性がどこにある?
原作通りで別にいいじゃん!
内容をはしょるってのは映画化にはありがちなことなんで、そういう事だったらまあ許せますが、これはひどい。
必要なく設定を変えた挙句、必要な設定を後から戻そうとしてさらに設定を変えざるを得ない。
もう意味が全く分かりません。
だったら最初から原作通り作っておけばいいじゃん!
少年法の矛盾とか、遺族の憤りとか、もっと世間に広めていい内容なのに、台無しです。
さらに、犯人の一人、中井を演じていたのがひどい。
どっから拾ってきた素人?
メインキャストの方々が、原作が、本当に勿体無い映画でした。
映画の資料を観て、俳優陣の顔を思い浮かべて原作を読む。
それで良し。
映画は観る必要ないです。
さまよう刃 (角川文庫)
東野 圭吾